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更新日:2023年11月24日
南海トラフ地震は、フィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する区域を震源に100~150年の周期で発生する大規模な地震で、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。
(資料出典:気象庁HP)
南海トラフ地震の過去事例を見てみると、その発生過程に多様性があることがわかります。宝永地震(1707年)のように駿河湾から四国沖の広い領域で同時に地震が発生したり、マグニチュード8クラスの大規模地震が隣接する領域で時間差をおいて発生したりしています。さらに、隣接する領域で地震が続発した事例では、安政東海地震(1854年)の際には、その32時間後に安政南海地震(1854年)が発生し、昭和東南海地震(1944年)の際には、2年後に昭和南海地震(1946年)が発生するなど、その時間差にも幅があることが知られています。
(資料出典:「南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)」(地震調査研究推進本部))
南海トラフの想定震源域またはその周辺でのM 6. 8 以上の地震が発生した場合、または南海トラフの想定震源域のプレート境界面で通常とは異なるゆっくりすべりが発生した可能性がある場合、南海トラフ地震の発生可能性が相対的に高まったと評価され、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」が発表されます。
(資料出典:「南海トラフ地震に関連する情報について」令和元年6月20日気象・地震等の情報を扱う事業者等を対象とした講習会(第7回)(気象庁))
調査の結果、防災対応をとるべき「半割れケース」「一部割れケース」「ゆっくりすべりケース」の3つのケースに該当する場合は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」または「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されます。
(資料出典:「南海トラフ地震に関連する情報について」令和元年6月20日気象・地震等の情報を扱う事業者等を対象とした講習会(第7回)(気象庁))
「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」または「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表された場合は、後発地震に備えた行動をとる必要があります。いざという時の避難経路を把握しておく等、日頃から地震への備えを確認しておきましょう。
(資料出典:「南海トラフ地震 -その時の備え- 知ることであなたと大切な人の命を守る」リーフレット(内閣府・気象庁))
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