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更新日:2024年9月26日
藤沢市アートスペースでは今年度第3弾となる展覧会、「廣川玉枝|皮膚のデザイン」を10月5日(土)より開催!藤沢市出身でもある廣川玉枝の「皮膚のデザイン」の思考を紐解きます。
廣川玉枝は、2006年にブランド「SOMARTA」を立ち上げて以降、時代を超えて長く生き続ける普遍の美を探究するものづくりを目指し、「身体における衣服の可能性」をコンセプトに無縫製ニット「スキン シリーズ」の研究開発に取り組んできました。
廣川は、人類すべてが生まれた時から纏っている皮膚を「第一の皮膚」と捉え、「第一の皮膚」そのものの存在に近い「第二の皮膚」を目指した衣服として「スキン シリーズ」をデザインしました。「スキン シリーズ」は、皮膚のように伸縮し、身体の伸びやかな動きを妨げない為、レディ・ガガをはじめとする国際的に活躍するアーティストやコンテンポラリーダンサーなど身体の動きで魅せるパフォーマーの衣装として愛されています。
廣川の「皮膚」をデザインする活動は衣服だけにとどまらず、椅子、自動車、空間、地域を巻き込んだ祭へと大きな発展を遂げてきました。
2017年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)へ作品が収蔵されたことで注目を集め、また2021年にはアシックスと協業しTOKYO2020オリンピック・パラリンピックのスポーツウェアのデザインを手がけたことでも話題を呼びました。
展示ルーム1では廣川玉枝のライフワークでもある「スキン シリーズ」を中心に、作品と並べて現在に至るまでの膨大なプロセスやその研究過程を一部紹介します。展示ルーム2では「スキン シリーズ」を発展させたインスタレーション作品を展示。本展覧会に合わせた新作をお楽しみいただけます。
また実際に廣川玉枝の作品に触れることのできるブースも設置します。ぜひご来館ください。
SOMARTA Skin Series “ATLAS”, 2018 © SOMA DESIGN
Photo: SINYA KEITA (ROLLUPstudio.)
会期:2024年10月5日(土曜日)から2024年12月22日(日曜日)まで
開館時間:10時から19時まで(入場は18時45分まで)
会場:藤沢市アートスペース
観覧料:無料
休館日:月曜日(ただし、10月14日(月曜日・祝日)、11月4日(月曜日・振休)は開館、10月15日(火曜日)、11月5日(火曜日)は休館)
主催:藤沢市、藤沢市教育委員会
後援:神奈川新聞社、株式会社ジェイコム湘南・神奈川、レディオ湘南
協力:公益財団法人藤沢市みらい創造財団、一般財団法人藤沢市開発経営公社、株式会社ブルド
廣川 玉枝 | Tamae Hirokawa
クリエイティブディレクター/デザイナー
2006 年『SOMA DESIGN』を設立。同時にブランド『SOMARTA』を立ち上げ東京コレクションに参加。第 25 回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。単独個展『廣川玉枝展 身体の系譜』の他 Canon『NEOREAL』展 / TOYOTA『iQ×SOMARTA MICROCOSMOS』展 / YAMAHA MOTOR DESIGN『02Gen-Taurs』など企業コラボレーション作品を多数手がける。2017 年 SOMARTA のシグニチャーアイテム『Skin Series』が MoMA に収蔵される。2018 年『WIRED Audi INNOVATION AWARD』を受賞。2021 年東京オリンピックの表彰台ジャケットをアシックスと共同開発し話題を呼ぶ。同年 12 月、大分県別府市で開催された芸術祭『in BEPPU』にアーティストとして招聘され『廣川玉枝 in BEPPU』を開催、市民とともに作り上げる新たな祭作品を発表。