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更新日:2024年4月2日
合流式下水道改善事業は雨天時の公共用水域を保全するための事業です。
下水の排除方式には、汚水と雨水を別々の管で流す「分流式下水道」と、汚水と雨水を1つの管で流す「合流式下水道」の2種類があります。
「合流式下水道」は1つの管を埋設するだけでよいため、「分流式下水道」よりも整備が早く安価で済みます。
藤沢市の南部処理区では一部を除き、浸水防除と水洗化の普及促進を同時に進めたいことと、早急に整備することが可能であることを理由に「合流式下水道」を採用し、1955年から整備を進めました。
しかしながら「合流式下水道」は、海や川など(公共用水域)に雨水だけが放流される「分流式下水道」とは異なり、雨天時に一定量以上の下水が公共用水域に放流される構造上の特性があります。この雨天時に放流される下水を「雨天時越流水」といいます。
合流式下水道改善事業は、この「雨天時越流水」による公共用水域への汚濁負荷量の削減、公衆衛生上の安全確保、及びきょう雑物(ゴミ)の流出を極力防止するための事業です。
汚濁負荷量を「分流式下水道」に置き換えた場合と同程度(=分流式下水道並の負荷量)以下とする。
公共用水域への放流箇所(吐口)でのきょう雑物の流出を極力少なくする。
貯留施設を用いて初期汚濁の高い雨水を貯留することにより、汚濁負荷量の削減を図っています。
また、各吐口にスクリーン等を設置し、きょう雑物の流出を極力少なくする対策を行います。
なお、本市の「合流式下水道」を採用している面積(1,530ha)は広く、膨大な事業費がかかるため、緊急性・即効性のある地域から段階的に進めています。
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