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更新日:2024年3月27日
近年、女性の生き方が多様化し、ライフスタイルや女性を取り巻く環境も変化しています。健康に対して常に関心を持ち、定期的に健康診断やがん検診を受け、身体の変化や不調に気づくことが大切です。
【目次】
厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。女性が自らの健康に目を向け、健康づくりを実践できるよう、令和5年度、市では講演会やパネル展示を行いました。
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女性のからだは女性ホルモンと深く関わっています。女性のからだやこころの不調や特有の病気は、女性ホルモンが影響を与えています。
近年、女性の生き方が多様化し、晩婚化や出産する回数の減少、食生活の欧米化などにより、子宮内膜症、卵巣がん、子宮体がん、乳がんなどの病気が増加しています。充実した人生を送るためには、からだもこころも健康であることが求められます。
家事、仕事、子育て、介護などで日々忙しくしていると、自分のことを後回しにしがちですが、自分のからだについて正しい知識を持ち、からだからのサインを見逃さないようにすることが大切です。
何か困った症状があったときにだけ病院にかかるのではなく、病気の予防・早期発見のために健診・検診を受け、食生活・運動・メンタルヘルスケアの習慣を身につけましょう。
BMI値を目安に体重のコントロールに気を付けましょう。
BMI【体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)】は肥満度を表す体格指数です。
18.5未満は「低体重(やせ)」で、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」です。
■低体重(やせ)
若い女性に多いのが、過度のダイエットです。食事を抜いたり、必要な栄養素をとらないでいると、健康を損なうだけでなく、美容にも悪影響を及ぼします。また、女性に多い低血圧や貧血、加齢と共に発症する骨粗しょう症などは、若い時の低体重(やせ)が関係していると言われています。若い時から健康的な食生活を送ることが将来のためにも大切です。
■肥満
肥満は生活習慣病の原因になるばかりでなく、ホルモンの分泌バランスを狂わせ、月経不順や不妊の誘因になることもあります。
40代に入ると、女性ホルモンの分泌が急激に減少します。特に閉経前後5年間は、のぼせ、めまい、不安やイライラ等心身に変調を起こし、日常生活に支障を来すほど強い症状が現れる人もいます。症状の出方は個人差があり千差万別ですが、つらい症状は無理せず、迷わず受診しましょう。
また、女性ホルモンには動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールの増加を抑え、骨を強く保つという働きがありますが、更年期以降は、女性ホルモンの減少に伴い、脂質異常症や骨粗しょう症になりやすくなります。動脈硬化は狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの病気のリスクとなります。予防のために、栄養バランスのとれた食事、適度な運動を心がけましょう。
子宮頸がん検診、乳がん検診を2年に1回定期的に受けましょう。
令和6年度藤沢市指定医療機関一覧(乳がん・子宮頸がん)(PDF:325KB)
子宮がんには「子宮頸がん」と「子宮体がん」の2種類があります。
■子宮頸がん
子宮の入り口(頸部)にできるがんです。近年、20~30代の若い女性に増加しています。初期の子宮頸がんには自覚症状がほとんどありません。
20歳を過ぎたら、定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。
■子宮体がん
子宮の奥にできるがんで、女性ホルモンのバランスや出産経験の有無が関係すると言われ、閉経後の50~60代の女性に多いです。子宮体がんのサインは不正出血です。不正出血があった場合はすぐに受診しましょう。
乳がんは女性の9人に1人がかかる身近な疾患ですが、早期に発見し、適切な治療を行えば、良好な経過が期待できます。また、乳がんは自分で発見することができるがんの1つです。普段から着替えや入浴のときなどに、自分の乳房を触ってセルフチェックを行いましょう。
セルフチェックの方法はこちらをご覧ください→セルフチェックで早期発見(PNG:37KB)
ブレスト・アウェアネスとは、日頃から乳房を意識する生活習慣です。乳房の状態を知っていれば、変化に気づくことができます。しこりなど変化があったら、すぐに医療機関を受診しましょう。
ブレスト・アウェアネスについてはこちら→ブレスト・アウェアネス(外部サイトへリンク)
40歳以上の方は定期的に乳がん検診を受けましょう。
乳がんを始めとするがん検診受診率向上やがんに関する啓発活動ならびに、患者さん、ご家族、ご遺族などを支援しています。
詳細はNPO法人あいおぷらす(外部サイトへリンク)をご覧ください。
麻倉未稀氏と木山裕策氏による、がんに関するトークショー
女性特有の病気や女性にみられる心身の不調について、電話・来所でのご相談に保健師等が応じます。
なお、気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
【参考】
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