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更新日:2024年6月20日
リチウムイオン電池は、現代社会において、なくてはならないものとなっています。便利なリチウムイオン電池ですが、内部で短絡等の異常が発生した場合、機器が故障し、最悪の場合爆発的に炎を噴き出すように出火することがあります。このページでは、リチウムイオン電池やリチウムポリマー電池を原因とする火災について紹介します。
リチウムイオン電池やリチウムポリマー電池と呼ばれる充電式電池の内部には、電極とともに電解液が含まれています。一般的にこの電解液は強いエネルギーを受けると燃える性質があり、消防法に定める危険物に該当するものがあります。そのため、内部の電極の絶縁が破壊されて短絡が生じ、電池内部の温度の上昇により電池の形状が保てなくなったとき、電解液が噴き出します。その際に短絡火花などにより電解液に着火すると、勢いをそのままに火のついた電解液が噴き出すのです。
市内ではリチウムイオン電池に起因する火災は、過去5年間(令和元年~令和5年)で11件発生しています。
では、火災につながる原因とはどのようなものがあるのでしょうか。
火災につながる原因として次のものが挙げられます。
使用にあたって次の点に注意しましょう。
リチウムイオン電池が触れないほど熱くなったり、膨張したり、異臭がするなどの異常があり、内部のガスが漏れる、電気火花が見えるなど出火するおそれがあると感じた場合は、ただちに使用を中止し、可燃物の無い場所で水を張ったバケツに投入するなどの処置を行ってください。なお、塩水につけると放電が促進され、約4日程度で完全に放電されるといわれています。
放電方法の詳細については環境総務課「コードレス掃除機用非純正のバッテリーパックについて」のページを参照してください。こちらのページでは、非純正バッテリーの使用中止に関する注意喚起について公開しています。
全国的に、リチウムイオン電池を内蔵した小型扇風機の使用に関する火災が報告されています。特に使用頻度が高まる夏季にはそのリスクが増大します。皆様の安全を確保するため、以下の点に注意しましょう。
また、実際のハンディファン(携帯扇風機)の危険性については独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)
外部リンク「損傷したバッテリーが破裂(外部サイトへリンク)」を参照してください。
藤沢市では、リチウムイオン電池等の電池類は、特定処理品目として廃棄する必要があります。廃棄方法などの詳細は「特定処理品目の出し方」のページをご覧ください。
リチウムイオン電池等の電池類を不燃ごみなどで収集してしまうと、ごみ収集車やごみ処理施設で火災や爆発が発生するおそれがあります。絶対に他のごみと一緒に捨てることはせず、決められた方法で廃棄してください。ごみ収集時の火災事故については、環境事業センター/南部収集事務所のページ「爆発火災事故が多発しています。正しい分別と排出にご協力を!!」でも注意喚起をしていますので、あわせてご覧ください。
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