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更新日:2024年4月23日
石油、石炭などの中にある硫黄が燃焼して生成します。液体、固体のもの(硫酸ミスト、硫酸塩)もありますが、大気汚染では、とくに亜硫酸ガス(SO2:二酸化硫黄)に注目して測定が行われています。ばいじん、粉じんなどが共存する場合にきわめて危険な状態となるといわれ、その相乗効果は強くなります。これらの例として、川崎喘息や四日市喘息等があります。
公害用語としては、一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)両者の総称として用いられています。燃料中や空気中の窒素が燃焼過程で酸化され、NOが生成します。これは、空気中で徐々にNO2に変化します。発生源としてはボイラー等の他に、広範囲に存在し排出口の低い自動車がとくに都市部では問題になっています。NO2はNOより呼吸器に対する影響が大きいと言われています。
すす、土ぼこり、花粉など粒子状態で大気中に存在するものです。粒径10μm(マイクロメートル、百万分の1mは1μm)以下の粒子は大気中の滞留時間が長く呼吸により気管や肺に入りやすいことから、特に浮遊粒子状物質として区別しています。呼吸器系への影響が大きく、せき、たん、呼吸困難などを引き起こす原因物質のひとつと言われています。
不完全燃焼に伴い発生します。刺激作用が少なく、人の肺に吸い込まれると赤血中のヘモグロビンと結合して酸素運搬機能を阻害します。慢性中毒症状としては、生体中の酸素供給が長時間損なわれることによる神経組織の壊死、中枢神経障害、記憶薄弱などがみられます。自動車排ガス中に含まれ、排ガス規制により改善されてきていますが、沿道地域の汚染を引き起こしています。
酸化作用のある物質の総称です。大気中で、炭化水素や窒素酸化物などの汚染物質が紫外線により反応すると、種々の酸化性物質が生成されます。その中で酸素より生成するオゾンのしめる割合が高くなります。オキシダント濃度は光化学スモッグ発生の指標となりますが、光化学スモッグの被害の中には、その他の反応性の高い物質の作用もあると言われています。植物被害をおこし、眼や呼吸器への刺激作用があり、特に運動時の発生が多いと言われています。
炭素と水素からなる化合物の総称です。大気中の炭化水素は、多数の複雑な混合物ですが、かなりの部分は自然界に存在するメタン(CH4)で占められています。光化学反応性の低いメタン以外の炭化水素を総称して、非メタン系炭化水素と呼びます。塗料、溶剤、石油プラントから直接大気中に放出されている他、自動車排ガス等に不完全燃焼物として含まれています。
化石燃料等、炭素を含むものを燃やすと必ず発生します。二酸化炭素は地表から放出する赤外線を吸収する性質をもっており、地球温暖化の原因となる物質(温室効果ガス)といわれています。このため二酸化炭素濃度が増加すると、海水面の上昇や世界の農業への影響をもたらすと言われます。なお、温室効果ガスにはこの他にメタンやフロンなどがあります。
石炭や石油(ガソリン、灯油、軽油、重油など)を燃やした時に排出された、硫黄酸化物や窒素酸化物が、大気中で反応して硫酸、硝酸等強い酸性のものになります。これらの大気中で変化した硫酸や硝酸等が雨や霧、雪などに溶けて強い酸性を示すようになります。これらを酸性雨又は酸性霧と言います。一般的に酸性雨は、「pH5.6以下の雨」のことを言います。
低濃度であっても、長期の曝露により健康への影響が懸念される発ガン性などの有害性が問題とされる物質です。
煙突などから排出される1時間あたりのガス量を表す単位です。気温は温度・圧力により体積が変化するため、標準状態(1気圧、0℃)に換算して表示します。
微量の割合を表す単位です。1ppmは100万分の1(0.0001%)のことです。1ppbは、0.001ppmのことです。気体状態の大気汚染物質を示す場合、1ppmとは、1立方メートルの大気中に1立方センチメートルの汚染物質が含まれていることを表します。
大気中に浮遊する粒子状物質のうち、粒径が2.5μm(=0.0025mm)以下の微細な粒子の総称です。呼吸器の奥深くまで入り込みやすいことから、人への健康影響が懸念されています。
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