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更新日:2024年4月23日
自動車や工場から排出される窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)を主体とする汚染物質が、太陽の紫外線を受けて光化学反応により、オゾン等の二次的な汚染物質(光化学オキシダント)を生成し、空が白いモヤのかかったような状態のことを「光化学スモッグ」といいます。春から秋にかけて日差しが強く、気温が高く、風が弱い日には光化学オキシダント濃度が高くなり、光化学スモッグが発生しやすくなります。
光化学スモッグの影響を受けると、体に次のような症状があらわれます。
症状の大部分は比較的軽症の一過性のものですが、まれに翌日まで残ることもあります。症状の発生場所は屋外がほとんどですが、まれに屋内での被害も報告されています。重い症状を訴えるのは、多くの場合、屋外での運動中または水泳後の被害です。また同じ状況であっても、個人差もあります。特に被害を受けやすいのは、眼疾患、呼吸器系疾患、甲状腺機能亢進症及びアレルギー体質等の子供です。
神奈川県では、4月から10月までの光化学スモッグ緊急時措置の実施期間、光化学オキシダント濃度が高くなり、光化学大気汚染緊急時措置の発令基準を満たすと認められる場合、光化学スモッグ注意報等を発令しています。
なお、発令は発令地域区分ごとに行われ、本市は湘南地域(葉山町・逗子市・鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町・平塚市・大磯町・二宮町)に属します。
発令区分 |
発令基準 |
---|---|
注意報 |
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.12ppm以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき |
警報 |
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.24ppm以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき |
重大緊急時警報 |
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.4ppm以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき |
前日予報 (前日午後5時) |
翌日の気象条件などからみて、光化学オキシダント濃度が注意報の発令基準の程度になると予測したとき(前日午後5時発表) |
当日予報 (当日午前10時) |
当日の気象条件などからみて、光化学オキシダント濃度が注意報の発令基準の程度になると予測したとき(当日午前10時発表) |
神奈川県と連携しながら、光化学スモッグが発生すると予測された場合や注意報等が発令された場合には、窒素酸化物の発生源である工場・事業場及び廃棄物焼却炉に対して燃料使用量等の削減措置を要請しています。また、藤沢市では健康被害未然防止のために光化学スモッグ注意報が発令された場合には、市民の皆様へ防災行政無線の放送、防災インフォメーション(市ホームページ)の掲載やメールマガジン及びツイッターの配信も併せて行っています。また、レディオ湘南やジェイコム湘南にも放送をお願いしています。
最新の情報については、次のテレホンサービスやインターネット等からも確認することができます。
テレホンサービス 050-5306-2687
神奈川県WEBページ 光化学スモッグ発令状況(外部サイトへリンク)
なお、被害が発生した場合には、次の連絡事項を環境保全課まで連絡をお願いします。
情報の発信元
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